夢のマイホームを手に入れるべく、売地や不動産情報などを気にして見ているのですが、たまに「三角形の土地」が売りに出ている時がありますよね。
昔から「三角の土地はやめておけ」とか「三角の土地は買うもんじゃない」などと言いますが、これば何故なのでしょう?
「風水」や「単なる迷信」だとは言えない理由があるようですよ・・・
マイホームを購入する場合「三角形の土地は風水的に見て悪いことが起こるとかその家が不幸になるから買わない方がいい」と聞きますが、どういう場合に土地が三角形になるのでしょう?
土地を探していると、本当にいろいろな条件、形状のものが売りに出されていますよね。
「こんな土地を売るか?」というような「極小地」や「全く日が当たらないでしょ!」というような土地など、じつにさまざまです。
「こんな土地、買う人いるの?」と驚いて見ていた物件が、半年後には建築工事が始まっている・・・というようなこともしばしば。
土地の形状や条件も様々。
土地を購入する人も様々。
といったところでしょう・・・・ (^_^;)
「土地の形状」に関しては「三角形の土地」は、買ってはいけない土地の代表のような言われ方をされていますよね。
僕も昔から「三角の土地は駄目だ!」と聞いていました。
これは様々な理由が考えられるでしょうが、「地形の影響」が一番多いのではないでしょうか。
自然の地形・・・「川」などがそうですよね。
川は、しっかり「東西または南北」に流れているわけではありません。
そこへ道路を通し、区画整理をして土地が細かく分断されていく段階で、どうしても川沿いの土地は「ななめ」になってしまうことがあります。
そういった場合には、「斜めになった土地の端っこ」は「三角形の土地」になりますよね。
これ以外に「道路」も同じことが言えますね。
二股に分かれた「Y字の分かれ道」。
この間の土地の先端は「三角形の土地」になってしまいます。
新しく開発された地域などは「碁盤の目」に道路が通っていることが多いでしょうが、昔からの道を整備した幹線道路などは斜めだったり曲がっていたりすることも珍しくないですからね。
自然の「河川」があり、地域を結ぶ「道」が造られ、それ以外の土地に人が住むようになる。
この流れを考えると、京都のような「正確な碁盤の目」というのは、逆に不自然なのかもしれません・・・
三角形の土地は本当に不幸や悪いことが起きるのか?三角形の土地を買ってはいけない理由を紐解いていくと答えが見えてくる
頭に浮かびやすいのは「風水」や「迷信」などではないでしょうか?
「三角形の土地に家を建てたから、あの家族は不幸続きだよ・・・」
なんてね。
「風水」や「家相」などには、良いイメージを持っていないという人もいるかもしれませんが、あれらは、いわゆる「統計学」なんですよね。
「先祖から伝えられた長年の経験」として「南の台所はダメ」とか「鬼門にトイレや水回りは凶」などが生まれてきているんです。
台所を南側に作ると、「日当たりによって食品が傷みやすい」・・・だから南の台所はダメ。
同様にトイレも、日当たりによって「臭いが出る」・・・だから南のトイレはダメ。
という具合ですね。
「南側に台所を作ると、その家に災いが降りかかる!」というようなオカルト的なイメージで見ている人も多いようですが・・・
「オバケが出るぞぉ・・・」なんてことではないでしょう。 (^_^;)
これ以外の理由は「三角形の土地は利用しにくい」ですね。
↑
こちらが本当の(?)理由でしょう。
三角形の中に四角形の建物を配置すようとすると、どうしても切れ端というか、利用できない土地が生じてしまいます。
「直角三角形」ならまだいいですが、細長い土地が次第に先細りになっているような場合・・・
先端に近くなるほど、利用しにくくなりますよね。
せいぜい「駐車スペース」や「自転車置き場」などでしょうか。
物置を建てるにも、出入りしにくくなってしまいますしね・・・
こういった事から、「三角形の土地は買うな!」ということが言われているのでしょう。
しかしこれも、土地の大きさによって変わってきたりします。
30坪や40坪の三角形の土地は、利用できる面積が少なくなってしまうので購入はちょっと・・・
ですが、100坪もあるような土地ならば、「切れ端」の割合も小さくなるわけですし、そこを庭や花壇にしたら、お洒落になるかもしれませんよね。
広い土地ならば、三角形でも無駄になる部分が少ないかもしれません。
人気がない分、坪単価が安くなっているのなら一見の価値はあるかもしれませんね。 (*^_^*)
風水などの統計学と照らし合わせて「ダメな理由」を理解すれば、三角形の土地でも坪数(広さ)や家の間取りなどを工夫することで、安く購入できるなどのメリットを得られる場合もあります。
「言い伝え」や「迷信」と呼ばれるものには、根拠がある物とそうでないものがあるので、一概に正しいとか間違っていると言いきってしまうことは難しいと思います。
肝心なのは、「何故そんなことが言われているのかを調べてみること」なのではないでしょうか。
▼三角形の土地の家は不幸になる
▼鬼門や裏鬼門に玄関やトイレなどの水回りを持って来てはいけない
▼「欠け」や「張り」がある家は良くない
↑
こんな事、よく耳にするでしょ?
これは、占いやオカルト的な「まったくの迷信」ではありません。
しかし、
「絶対にそのとおりにしないと不幸になる」といった見えない力が働いているものでもありません。
冒頭でもお話しした「経験則から得られた統計学」なんですよ。
▼鬼門や裏鬼門に玄関やトイレなどの水回りを持って来てはいけない
「鬼門」というのは家の北東(東北という場合もあります)方向のこと。「裏鬼門」は南西の場所のことで、「ここは神様の通り道だから、お風呂やトイレなどの不浄な物を配置してはいけない(※諸説あります)」と言われています。
こういった、神秘的(?)な言われ方をするから「本当だ!いや、迷信だ!」という論議が発生してしまうんですよね・・・ (^_^;)
これらは、はるか昔から生活してきた中で「これは、やってみたけど良くなかったよ。今後はやめておいた方がいいぞー」という「経験や知恵の伝承(子孫に伝える)」なんですよ。
裏鬼門にあたる「南西」に台所を作って生活してみたら、日中は南からの日差し、午後になると西日が当たって、食べ物が腐りやすかったよ。だから南西に台所や食品の保管庫を作るのはやめておいた方がいいよ!」
・・・って、「子供や孫に伝える知恵」なんですよね。
先祖の代から、いろいろとやってみた経験から得られた知恵・・・いわゆる「統計学」なんです。
そこに、ちょっと神話的な遊び心も盛り込んで「神様の通り道だから・・・」というような伝え方をしたのではないでしょうか。
ただ単に「南西の台所はダメだよ!」って言うよりも「この方角は神様がお通りになる道だから・・・」と崇めておく方が、子々孫々にわたって伝わりやすいですもんね。 (^_^;)
▼ご飯粒を粗末にすると目がつぶれるよ!
↑
これも、小さい頃によく言われました。
「お茶碗にご飯粒が残ってるよ!しっかり食べなさい!」・・・っていうよりも
「ご飯粒が残っていると、目がつぶれちゃうよ!」・・・って言った方が、子供たちがよく言うことを聞くからでしょうね。
なので、これらに関しては「本当でもあるし、迷信の部分もある」というのが正しいのではないでしょうか。
さらに・・・
昔の人にとっては「なるほど・・・納得!」ということだったのですが、文明の発達した現代においては「それをすること自体、あまり意味がないよ!」ということもあったりします。
「トイレ」に関しては、昔と今では状況が大きく変わっていますよね。
昔のトイレ(厠(かわや)とか雪隠(せっちん)などと言いました)は、外にあるのが当たり前でした。
母屋とは離れた場所に、独立した建物としてトイレが作られていたのにはそれなりの理由があります。
・・・臭いから!
・・・汚いから!
「糞尿を貯めておく場所」なのですから、その臭いは相当なものになりますし、ムシなどもわいたり寄ってきたりして不衛生な場所だったんですよね。
それが、日当たりの良い南側にあったとしたら・・・
恐らくすごい臭いを発していたことでしょう。
トイレとは、穢れた(けがれた)場所だったわけです。
しかし、文明が発達した現代のトイレはどうでしょう?
臭いなどは全くありませんし、虫が湧いてきて困るなんてこともありませんよね。
だから、現代の家造り(設計)においては、トイレの場所はある程度どこにでも持ってくることができるようになっていると思います。
鬼門が・・・というのは実質的な部分ではあまり意味をなさなくなってきているのではないでしょうか?
これらの事柄は、そう言われているから・・・と「盲目的」に流されてしまっていると、「風水的には素晴らしいけれど、すごく住みにくい家」が出来上がってしまうこともあるようです。
自分にとって必要なのか?
何故、ここはダメだと言われているのか?
などを調べてみて、納得して「取り入れるのか」「却下するのか」を決める姿勢が必要だと思います。
「疑問点は調べてみること」
この姿勢は非常に重要だと思いますよ。
人は、知らないことには不安や恐怖を覚えるものなんです。
調べることによって、知識も深まりますしね。 (*^_^*)
あっ、そうそう・・・
「知らない」ってこんなことになっちゃうんだ・・・という身近な人のエピソードがあったのでご紹介しましょう。
こちら・・・
↓
ねっ!
笑っちゃうでしょ?! (^_^;)
バカにしているのではなく・・・知らないってこういう事なんだなぁーっていうエピソードです。
「カメラ」だって、今ではみんなが知っている物だから怖がる人なんていませんけど。
昔は「カメラは魂を吸い取られるんだぞ!」って、本気で信じている人もたくさんいたんですからね。
それと同じことだと思います。
知らないっていうのは、「恐怖」ですし、知らないことによって損をしていることも多いですよね。 (^_^;)
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