「家賃を払っているくらいなら家が買えますよ!」なんてよく聞きますよね。
現在支払っている家賃の金額だと、「フラット35」で住宅ローンを組んだ場合、おおよその「借入可能金額」はいくらくらいになるのでしょう?
住宅ローンの融資を受ける金融機関や借主の「年収、職業、勤続年数」などの付帯状況によっても変わってきますが、おおよその目安としてシュミレーションをしてみましたのでまとめておきますね。
マイホームが欲しい!
賃貸に住んでいて毎月家賃を払っているのなら、その金額で住宅ローンを借りることができるんじゃないの?
たしかに・・・
賃貸住宅の家賃って、結構気になりますよね。
毎月何万円も支払っているのに、自分たちが住んでいる家や土地はいつまで経っても自分の物にはならない・・・
↑
この感覚が「家賃を払っているのはもったいない!同じ金額で家が買えるじゃん!」という思考につながるのでしょう。
現在の土地と家を気に入っていて、この先何十年もその家に住み続けるのなら、家賃を払っているのは確かにもったいないのかもしれませんよね。
「住宅ローン」を組んだ場合、「現在支払っている家賃くらいの毎月の返済金額」だと「借入可能金額」は総額どれくらいまで可能なのか「住宅ローンシュミレーション」をしてみました。
住宅ローンシュミレーション「毎月の支払金額が8万円・10万円の場合、フラット35だと借入可能金額はいくらになるのか?
ここで知っておかなければならないのが「元利均等返済と元金均等返済の違い」です。
住宅ローンなどの借入をする場合、必ず「返済」をしなければなりません。
↑
(;一_一) あたり前じゃん!
返済がなければ最高なのにねぇ・・・ (^^ゞ
返済するのは、
●元金(借入したお金)
●利息
ですね。
「元利均等返済と元金均等返済」は元金と支払利息の返済方法が異なります。
詳しくはこちらにまとめてありますので、まずはこちらをご覧ください>>>住宅ローン 元利均等返済と元金均等返済の違いやメリットデメリットを知っておきましょう!
どうですか?
それぞれに、メリットデメリットがあるので、どちらの方法が良いのか一概には言えないですけどね。
ただ・・・
「支払総額」に結構な差が出てくるので、そのあたりは考え物です。
上記のページでは、返済期間を30年間でシュミレーションしていますが、その間に支払う金額には「150万円」の差が出てきますから・・・
借主の年齢によるところも大きいとは思いますが、20代や30代前半だと、「元金均等返済は返済し始めの頃がキツイ」かもしれませんよね。
それに対して、年収も増えている(はず?の)40代半ばくらいの人なら「全体の支払総額を抑えることができるメリット」の方が大きいと感じるかもしれません。
どちらが良いとは一概に言えないのが悩ましいことろですよね・・・ (^_^;)
毎月の支払金額ごとの「借入可能金額」はどれくらいになるのでしょう?
「元利均等返済と元金均等返済」を理解したところで、毎月の支払金額による「借入可能金額の違い」をシュミレーションしてみましょう。
●フラット35を使用
●返済期間(返済年数)・・・35年
●融資金利・・・1.5%
●毎月の返済金額・・・「8万円」と「10万円」それぞれでシュミレーション
●返済方法・・・「元利均等返済」と「元金均等返済」それぞれでシュミレーション
パターン1
●毎月の返済金額・・・8万円
●返済方法・・・元利均等返済
★借入可能金額のめやす・・・2,612万円
パターン1
●毎月の返済金額・・・8万円
●返済方法・・・元金均等返済
★借入可能金額のめやす・・・2,203万円
パターン1
●毎月の返済金額・・・10万円
●返済方法・・・元利均等返済
★借入可能金額のめやす・・・3,266万円
パターン1
●毎月の返済金額・・・10万円
●返済方法・・・元金均等返済
★借入可能金額のめやす・・・2,754万円
●毎月の返済金額8万円の場合、元利均等返済と元金均等返済の借入可能金額の差・・・409万円
●毎月の返済金額10万円の場合、元利均等返済と元金均等返済の借入可能金額の差・・・512万円
となります。
「元利均等返済」の方がたくさん借りることができますが、「支払総額」が多くなってしまいます。
この金額は、借主の年収、会社、勤続年数、家族構成、カードローンの延滞など、様々な状況によって変化しますので、参考程度に見て下さいね。
また、今回は記載しませんでしたが「頭金の額」によっても金利が異なります。
土地と建物の購入にかかる費用の90%を超える金額を住宅ローンの融資によって支払う場合は金利が高くなります。
ある程度は「頭金」を用意しておく方が、安い金利で借り入れができるということですね。
まあ、頭金はできるだけたくさん用意できるに越したことはないでしょうね。
住宅ローンは、この先何十年も返済を続けていくということです。
その間に何が起こるかわかりませんからね。
▼子供の学費
▼残業カット
▼ボーナスカット
▼左遷
▼病気
▼事故
▼入院
▼離婚
などなど・・・
考えると怖くなってしまいますが・・・ (-_-;)
特に病気や事故で入院することになってしまったり、働けなくなってしまったり。
↑
これは非常に怖いですよね。
そういった「未来の予期せぬ出来事」に対して「住宅ローン」が大きな負担としてのしかかってくる可能性もあるんですからね。
「できるだけ借入金額を少なくする努力」は必要だと思いますよ。
本当は「全額キャッシュでマイホームを購入する」のが一番いいんですけどね・・・ (^_^;)
人気・おすすめ一覧