ちょっと無理して住宅ローンを組んだ念願のマイホーム
その喜びもつかの間・・・実際にローンの返済が始まると「毎月の支払いが苦しい!」「これじゃあ旅行にも行けない」という状況に陥ってしまうご家庭も存在する現実
住宅ローンを組む段階での返済計画は完璧だったはずなのに、こんなにも支払いが苦しいのは何故?
月々の住宅ローンの支払いが苦しくなる原因と、どうすればよいのか対処方法を考えてみましょう
住宅ローンの支払いが苦しいと感じている人は多いという現実・・・まずは返済が苦しくなってしまう原因を知ろう!
夢のマイホームを手に入れた人・・・本当におめでとうございます!
これからは、家族と一緒に新しい家での楽しい生活が待っているんですね。
しかし・・・
祝福されたのも束の間。
毎月の住宅ローンの支払いが苦しい・・・ (T_T)
住宅ローンを支払うために、
お小遣いも減らし・・・
外食も我慢し・・・
大好きな旅行にも行けずに・・・
主人は残業を増やし、私はパートに出て毎日クタクタ・・・
パートに出るために子供達はおばあちゃん宅に預けっぱなしで、一緒に遊んであげる時間もない・・・
ああーっ・・・何のために無理をしてマイホームを買ったのか分からないよ・・・(涙)
こんな思いをしている人が現実にいるんですよねぇ・・・
しかも、そこそこの数存在するようですよ(驚)
せっかくマイホームを手に入れたのに、これでは家族はバラバラですもんね。
新築のきれいな家には誰もいない・・・
▼夫・・・仕事(遅くまで残業)
▼妻・・・パートに出て家にはいない
▼子どもたち・・・おばあちゃんの家に預けられている
この家には誰もいないじゃん・・・ (T_T)
家・・・いらなかったんじゃない?
「賃貸に住んでいるけど、家族全員が一緒に居て楽しい時間をたくさん過ごしている」
↑
こっちの方が幸せだったんじゃないの???
これ・・・
ちょっと笑えないですよね。
でも、現実に存在する「悲劇」なんですよ。
では、何故そうなってしまったのでしょうか?
▼事故や病気など突発的な負の出来事があった
▼住宅ローン借入時の返済計画が甘い
これ以外にも「住宅ローンの支払いが苦しくなってしまった原因はあるかもしれませんが、「多くの人が犯してしまう失敗」としては、上記のような原因が多いのではないでしょうか。
「家が欲しい!」という強い気持ちがあるからこそ、何十年もの長期にわたって住宅ローンの返済をしていくことができるわけですが・・・
「その強い思いが未来の自分たちを苦しめる」ことになってしまうこともあるんですね。
では、ちょっと見てみましょう。
▼事故や病気など突発的な負の出来事があった
これは、ある程度「運」に左右される部分もありますので、100%借入をした本人の責任というわけではないかもしれませんね。
しかし、病気や事故で働くことができなくなってしまう可能性は、誰もが同じように抱えているリスクなのですから、それも想定して「借入金額を減らす」「保険に入っておく」などの対応を取っておくことはできたはずです。
まあ、「保険に入ると月々の支出が気が増えてしまう」というデメリット(?)もありますが、それもしっかりと計算に入れての「毎月の支払総額」として計算しておくべきでしょうね。
「年功序列」や「終身雇用」といった制度が無くなってしまった現代においては、「住宅ローンを35年間も払い続ける」ということが、昔に比べたら難しくなっていると認識するべきでしょう。
▼住宅ローン借入時の返済計画が甘い
こちらは原因としては複雑ですよね。
「絶対安全で全てが完璧な計算」なんてあるのかなぁ・・・?
全てを完璧にしようとしていたら、そもそもマイホームなんて買えないんじゃないの?って思います。
だって、「借金をして、何千万円という高額の買い物」をすること自体「無謀」でしょ!
↑
はい、ひとつめのポイントはここです!
「住宅ローン = 借金」なんです。
しかも何千万円という、今まで手にしたこともないような高額の借金なんですよ!
↑
まず、これを考えなきゃね。
多くの人は
●憧れのマイホーム・・・
という夢の部分から入っちゃってます。
●貯金がこれくらいあるから、○○円の家だったら無理なく買えるよね
↑
こっちから考えている人は少ないでしょう。
しかし、この考え方をしていたら家なんて買えないと思います・・・たぶん。
だから、家を買うということは「そこそこのギャンブル」だと言ってもいいかもしれませんね。
「ある程度、思い切って挑戦しないと買えない物」だということです。
更に詳しく見てみましょう。
借入時に考えなければいけない「計画(想定)」の部分には、
●住宅ローンの返済に関する計画(想定)
●ある程度予測可能な未来の出来事に対する計画(想定)
●突発的な未来の出来事に対する計画(想定)
これらがあります。
多くの人が「住宅ローンの返済計画」はしっかりと考えていることでしょう。
これは自分だけで考えるものではなく、銀行の融資担当者やファイナンシャルプランナーなどの専門家にアドバイスを貰う機会があるでしょうからね。
それに対して「ある程度予測可能な未来の出来事に対する計画」に関しては、夫婦での話し合いになるのではないでしょうか。
●子供は何人欲しい
●子供が大学を卒業するまでに必要な学費は・・・
●一人暮らしをする仕送りはこれくらい必要かな・・・
●子供が何歳で結婚するのかな?
●結婚式の費用はどうする?
●子供夫婦が住む家はどうする?
●自分が定年を迎えるのは子供が何歳の時かな?
●定年後の収入はどうなる?
●年金はいくらもらえる?
これも、専門家からのアドバイスをもらうことができるので、できる限り細かい部分まで考えて書き出してみると良いと思います。
そして一番厄介なのが「突発的な未来の出来事」です。
これは「何が起こるかなんて予測不可能」なことです。
だからといって、何も対策をしていないのは非常に危険。
できる限りの「負の未来」を予想して、そに対応できる策を講じておきましょう。
中でも、人生に大きく影響を及ぼす可能性のある、
▼ボーナスカットやリストラなどによって「収入が減る、もしくは無くなる」
▼事故、病気などによって「健康な生活ができなくなる」
このふたつはじっくりと考えておくべき項目です。
「収入面」「健康面」・・・このふたつは人生を大きく変えてしまう可能性がありますからね。
住宅ローンの支払いが苦しくなるのは「収支のバランス」が予想と違ってきていることが原因なんです
支払うことが無理だと分かっていながら住宅ローンを組む人なんていないでしょう。
なのに、何年もすると支払いが苦しくなったり、もうこれ以上支払いを続けていくことができなくなる人が出てきてしまう・・・
何故・・・
これは「借り入れ当初の計画(予想)と、何年か先の未来が違っていた」ということになりますね。
「読みが甘かった」のか「予想もしないような出来事が起こった」か・・・ということでしょう。
「予想と現実のズレが生じた」ということですよね。
(;一_一) ふーーーん・・・ 何がズレたの・・・?
それは「収支のバランス」です。
●借入時の予想・・・ 収入 > 支出
●現実・・・収入 <= 支出
つまり・・・
▼収入が減ってしまった
▼支出が増えた
このどちらかということになりますね。
それが予想できていなかった。
だから、今現在の支払いが苦しいんです・・・
ちょっと考えてみて下さい。
▼あなたの収入が減ってしまうとしたら、どんなことが考えられる?
リストラ・・・
減給・・・
病気・・・
事故・・・
など、想定できるすべてを考えてみましょう。
▼あなたの家計の支出が増えるとしたら、どんなことが考えられる?
家族の病気や入院・・・
子供の進路(有名私立の受験や進学塾、留学したいと言い出したなど)・・・
夫や妻の親の介護・・・
離婚・・・
地震や台風などの災害で家が破損、倒壊・・・
こちらも、いろいろな角度から考えてみましょう。
こんなこと考えたいたら、気が滅入ってきちゃうよ・・・
もう怖くてマイホームを手に入れるなんて夢は諦めようかと思っちゃうよ・・・
たしかに・・・
「現実を見つめる」という行為は辛いことだと思います。
しかし・・・
住宅ローンは、「この先何十年という長い間、毎月決まった金額を返済し続けていく人生」を選択するということなんです!
↑
これって、あなたの人生にとって、相当大きなリスクだと思いませんか?
そんなに大きな事柄を「銀行の審査が通るか」だけの基準で決めてしまっても良いのでしょうか・・・
一度、「もしもの時」も想定に入れたうえでの「この先35年間の家計収支」を考えてみることは必要だと思いますよ。
収支のバランスの悪さが原因で住宅ローンの支払が苦しい。最悪の場合、返済ができずに「自己破産」・・・あなたにとって「マイホーム」とは何なのかをよく考えてみよう!
住宅ローンの支払に苦しんだり、返済ができずに「自己破産」をせざるを得なくなってしまう人の多くが間違えていることがあります。
それは・・・
「あなたは何を目標にするべきなのか」ということ。
●住宅ローンの審査に通ること
●念願のマイホームを購入すること
↑
これですか?
(;一_一) 当然でしょ!マイホームを手に入れることが夢なんだから!
そこが間違い!・・・だと思いますよ! (-_-;)
あなたの目標は、マイホームを手に入れることではないんです!
もっとその先にある、
●家と土地を完全に自分のものにすること
●家族と一緒に楽しく過ごす未来を手に入れること
↑
これですよ!
「住宅ローンの審査に通る」ことや「新築の家に住み始める」ことは、「ただ単に通過点に過ぎない」ということを認識するべきでしょう。
住宅ローンが残っている間は、その家と土地は完全にあなたの物になったわけではありません。
借金をすべて返済し終わった時に、初めて「自分の家と土地」になるのです。
あなたが目標にするべきことは、
●家族と一緒に楽しく過ごす未来を手に入れること
だということを忘れないでください。
この意識を持っているだけで「無謀な住宅ローンを組んでしまって自己破産!」などの悲劇を防ぐ確率は高くなると思います。
(;一_一) たしかにそうだよね・・・
でも、そんな考え方をしていたら、一生家なんて買えないんないんじゃないの?
買えないでしょ!(キッパリ!)
怖くて買えないですよ。ふつう・・・ (^_^;)
(;一_一) じゃあ、マイホームの夢は諦めろってことなの?たかみさん・・・
いえ、違います!
ここまでのお話は、非常に大切な考え方ですし、間違ってもいません。
それに加えて、知っておかなければならない「もうひとつの重要な考え方」があるんですよ。
それは・・・
「収入を増やすという意識を持つこと」なんです。
収支のバランスが悪くなる原因を把握し、無理なく苦しまずに住宅ローンを支払っていくには、毎月の支出金額に占める「固定費」の割合を把握して「それに見合った収入」を確保するのことが重要なんです
ここまで、「収支のバランス」についてお話ししてきましたよね。
●借入時の予想・・・ 収入 > 支出
●現実・・・収入 <= 支出
↑
こんな話です。
しかし、この考え方だけでは家を買うなんて「もしものリスク」を考えると怖くてできません。
何故怖いのか・・・
それは「現在の収入が減ってしまう、もしくは無くなってしまった時に、何も対応できないから」なんです。
だったら・・・
●収入が減らないように工夫する
●現在の収入を増やす工夫をする
という対策を採ることができれば、この恐怖(リスク)は軽減されるということになります。
ちょっと考えてみて下さい。
あなたが賃貸マンションをいくつも所有していて、年収1億円を超えているとしたら・・・
庭付き一戸建てで3,000万円のマイホームを購入するのに、住宅ローンを支払っていけるだろうかと不安を感じるでしょうか?
(;一_一) 感じるわけないやん!そもそも、年収が一戸建ての購入費用を大きく超えてるし・・・
ですよね。
まあ、これは極端な例ですが、収入金額が大きければ、数千万円の家を購入することに不安など感じることはありません。
あなたの未来や家族にとってのリスク(恐怖や不安要素)となるのは、「収入に見合わない(少ないのに)高額な買い物をしようとしていること」が原因なんですよ。
だったら、収入を増やせばいいじゃん!という考え方ですね。
↑
(;一_一) そんなこと、簡単にできれば誰も苦労しないよ!
確かにそうです。
しかし、一般的に見て(僕の周りの友人などを見ていても)「収入を増やそう」と本気で考えて努力している人って本当に少ないですよ。
ほとんどいないんじゃないかなぁ・・・
誰もが会社へ行って一生懸命に働き、そこで得られる給料の範囲内での「やりくり」だけを懸命に考えて生活しています。
「自分が得られる収入を増やそう」と考えている人はほとんど見かけません。
▼俺の会社は副業禁止だから・・・
▼今の仕事だけでいっぱいいっぱいだから・・・
▼仕事後のプライベートの時間は飲みに行ったり遊んだりしたいし・・・
というような理由で、本業以外の収入を得ることを否定してしまっている人の多いこと。
もったいないと思いますねぇ・・・ (^_^;)
僕が推奨している「ネットビジネス」ならば、奥さん名義や家族名義で新たな収入源を創り出すことができるんです。
最初は「毎月1万円の収入」でもいいんです。
続けていくうちに「毎月3万円」になり「毎月5万円」になり・・・
そして「毎月10万円の収入」を超えた時には、この収入があなたの未来や家族にとっての大きな保険や保証になっていることでしょう。
先程考えた、
▼あなたの収入が減ってしまうとしたら、どんなことが考えられる?
▼あなたの家計の支出が増えるとしたら、どんなことが考えられる?
これにプラスして、
●あなたの収入にプラスして、毎月5万円~10万円の副収入があったとしたら?
●あなたがリストラされたとしても、家族が暮らしていけるだけの収入源があったとしたら?
↑
これについても、ちょっと考えてみて下さい。
「もしもの事があったらどうしよう・・・と不安を感じながら過ごす未来」
「たとえ毎月5万円だったとしても何らかの補償がある未来」
「収入源を複数持つ」ことの大切さがよく解ると思います。
僕がまだマイホームを購入しない理由も、これなんですよ。
「住宅ローンは借金」ですからね。
だから僕は、できるだけ借入金額を少なくしようとがんばっているんです。
現時点では良い物件が見つかればGO!って言えるくらいの状態にまで来ています。
※お蔭様で、念願のマイホームを手に入れました!今はDIYとガーデニングに夢中です。
これは「収入源を増やす」という考え方が根底にあったからこそ、ここまで来ることができたんだと思いますよ。
住宅ローンの支払いが苦しいと感じている人は多いという現実!返済が苦しくなってしまう原因を知ろう・・・のまとめ
あなたの目標は、
●住宅ローンの審査に通ること
●念願のマイホームを購入すること
ではない!
●家と土地を完全に自分のものにすること
●家族と一緒に楽しく過ごす未来を手に入れること
↑
これだ!
住宅ローンを組むなと言っているのではありません。
格安の金利で長期にわたってローンを組むことができる「住宅ローン」はマイホームを手に入れる手段としては非常に有効な制度です。
大いに利用するべきでしょう!
しかし・・・
「マイホームが欲しい!」という気持ちが先行して、無謀な住宅ローンを組むのはやめるべきです。
●住宅ローンの返済に関する計画(想定)
●ある程度予測可能な未来の出来事に対する計画(想定)
●突発的な未来の出来事に対する計画(想定)
できるだけ多くの事柄を想定してみましょう。
そのうえで、この返済計画で本当にいいのかを(現実を見たうえで)考えてみましょう。
そして、一番大切な考え方は・・・
「収入源を増やすという考え方」です。
▼あなたの収入が減ってしまうとしたら、どんなことが考えられる?
▼あなたの家計の支出が増えるとしたら、どんなことが考えられる?
●あなたの収入にプラスして、毎月5万円~10万円の副収入があったとしたら?
●あなたがリストラされたとしても、家族が暮らしていけるだけの収入源があったとしたら?
これらを想定してみましょう。
この先のあなたとあなたの家族の未来をどうしたいのかを考えてみることは非常に大切なことだと思いますよ。
収入面:できるだけ複数の収入源を確立することが、将来の安定につながる!副業禁止の会社だったとしても、知恵を絞れば方法なんていくらでもあるはず!
支出面:できるだけ無駄な支出をなくす。病気や事故など、未来に起こるかもしれない「負の出来事」も想定して貯蓄や保険に対応しておく。
↑
多くの人は「支出面」ばかりを気にしているように見えます。
家計を切り詰めるのも大切なことですが、限られた収入の中でのやりくりには限界があります。
マイホームを手に入れるため!といって、限界を超えた無理なやりくりをしていたら、家を買う前にストレスでやられてしまいますよ・・・
大切なのは、キャパを大きくする(収入を増やす)ことです。
その中で「節約」や「やりくり」をするのなら、精神的にも無理のない資金計画を組むことができると思いますよ。
「支出面」だけを考えるから苦しくなるんですよ。
家計は「収入面」と「支出面」の両輪です。
このふたつを一緒に考えるから、大きな効果が得られるのだと思います。
せっかく手に入れたマイホームなのに「毎月の支払いが苦しい・・・」とか「自己破産になっちゃった・・・」なんてことにならないようにしなければなりませんよね。
家族全員が楽しく暮らせる、笑い声の絶えないマイホームにしたいですもんね。 (*^_^*)
(;一_一) でも実際に収入を増やすにはどうすればいいの?
仕事が終わってからアルバイト・・・なんて考えていたら、いつまでたってもマイホームは夢のままかもしれません!
それよりももっと確実に月収を増やす方法を考えましょう。
多くの人が見落としている「収入面の改善」を見直すことは重要です。
僕の場合、こういった視点で住宅ローンの返済計画を考えていったことが、コロナ禍でも住宅ローンを無理なく返済できている要因だと思います。
次の章では、
●支出を減らす
●収入を増やす
という両面から家計の収支バランスを分析する考え方について解説していきます。
僕の簡単なプロフィールや失敗談などもまとめてありますので参考になると思いますよ。