僕が車でよく通る幹線道路沿いに結構いい感じの建て売り住宅があるんです。
建築中から気になっていた物件で、買ってもいいかなぁ~なんて思って見ていたんですが・・・この物件、もう1年以上も売れずに残っているんです!
こういった、いわゆる「建売住宅の売れ残り物件」ってお得に購入できるような気もするんですが果たしてどうなんでしょう?
売れ残り物件を買うメリットやデメリットについて考えてみました。
60坪4LDKの建売住宅が売れ残り物件になっているのを発見!たまたま見つけた建て売り住宅・・・これが、1年以上も売れていない!?
建て売り住宅って様々なパターンがあると思うんですが、工場跡地など広い土地を利用して1つの街として造られる場合などは、そこに建つ住宅の外観も統一されたデザインだったりして見た目も非常に良いですよね。
そこに住む住人たちも年齢層が同じ世代の家族が集まったりしていて、住みやすそうな気がします。
それに対して、田んぼだった土地や100坪ほどの売り地が出た場合にその土地を分割して販売される建て売り住宅って、住宅メーカー側も「統一感」などにこだわる必要が無いので「建築条件がゆるやか」だったりする可能性が高いのが魅力です。
僕が車でよく通る道から見える場所にも、100坪ほどの土地を2区画に分けて「A棟」「B棟」と2棟の建て売り住宅が建ち始めたんです。
「どんな家が立つのかなあ・・・」なんて気になって見ていたんですが、その建て売り住宅の外観もほぼ出来上がってきた頃に新聞折り込みのチラシで物件が出ていました。
「おおーー、これだよ!」 (*^_^*)
60坪弱ほどの土地に4 LDKの建物が立っているという物件で、外観も今風でまあまあかなぁ・・・
南側には庭もあり、車も二台置くことができる駐車スペースもありました。
販売価格は「2,900万円」ほど。
この物件ならば、そんなに悪くないなぁーーーなどと思い、ちょっと気になっていたんですよね。
しかし、残念ながらその地域は僕にとってあまり印象が良い地域ではなく、購入に関しては今回は見送りだなぁって思って見ていました。
↑
この地域は海抜が低く「浸水被害」の心配があったのと、ここの地域の学区がちょっと荒れている印象なんですよ。 (^_^;)
この建て売り住宅は、物件自体はさほど悪くもなかったので「ちょっと気になる存在」というくらいの印象で僕の頭の中に残っていたんです。
この物件・・・A棟は間もなく入居者が決まりましたがB棟はその後も売れない状態が続いています。
その後も新聞折り込みチラシは入るのですが、B棟は売れないようで・・・
1年以上経っても売れ残っているという状態だったのです。 (@_@;) なぜなの???
建売住宅の売れ残り物件を購入する際に心配な「建物の傷み」・・・この建て売り住宅、1年以上経過して販売価格は下がったけれど、建物自体は大丈夫なのか?
もともと気になっていた物件だったので、金額面でのメリットがあれば購入してもいいかなぁなどと思い、ちょっと見に行ってみたんです。
前の道から外観のみを見ただけだったので詳しくはわかりませんが、1年以上も経過している建て売り住宅って大丈夫なの?って思いますよね。
ずっと人が住んでいなくて、閉め切ったままの家って傷んだりしないのでしょうか?
この家を購入するにあたって、心配になったポイント考えてみると・・・
▼夏場の熱気が1日中こもった状態が何日も続いている
▼人がいないと雨漏りなどの欠陥に気付きにくく、ひどくなっている可能性がある
▼コウモリの巣や蜂の巣などができている可能性がある
▼もしかしたら不審者が住み着いているかも!? (@_@;)
昔からよく言いますよね。
「人が住んでいない空き家は家が傷む」って!
いくら新築の家でも、1年もの長い間人が住んでいないと建物が傷んでいる可能性があるんじゃないか・・・?
そんな不安がよぎります。
夏場の熱気で家が傷むという点に関しては、新築なのでさほど心配ないでしょう。
しかし雨漏りなどの欠陥やコウモリや蜂の巣などに関しては、新築、中古を問わず人がいないとひどくなっている可能性が高いですもんね。
入居してみたら、天井裏に大きなスズメバチの巣があった!・・・なんてシャレになりません。 (@_@;)
この建て売り住宅は1年経過したくらいの時期に「200万円値引き」されていたと思います。
この200万円値引きを「お得」と取るのか「不安」と取るのかは人それぞれだと思います。
うーん・・・ 僕は「不安」と感じてしまいますけどねぇ・・・ (-_-;)
建築時の欠陥が原因の雨漏りなどは、ハウスメーカーや建築業者が責任を持って修繕してくれるでしょうからさほど心配することもないでしょう。
↑
それでも、気分的にはイヤだけどね・・・ (^_^;)
しかし、本当に怖いのは「この建て売り住宅が1年以上も売れずに残っている原因」です。
「傷んだ箇所」は修繕できるけれど、「住みたくない何らかの原因」は解決すること自体が難しい場合もありますからねぇ・・・
この建て売り住宅が1年以上も売れ残っている理由はなんだろう・・・考えてみた
現時点で、この建て売り住宅を購入するメリットは「200万円安い」ということですね。
60坪弱の土地に4LDKの建物。
庭付きで、車の駐車スペースも2台分はあります。
建物外観も、決して高級ではありませんが今どきのおしゃれなデザインにまとめられています。
この部分だけを見れば、この建て売り住宅は「買い」なのですが、「新聞折り込みチラシも入れているのに1年以上売れてない」というのはそれなりの理由があるのではないか・・・そう思います。
この物件が売れない理由はなんだ・・・?
▼立地条件が悪い
▼間取りが悪く住みにくそう
▼交通の便が悪い
▼ご近所に厄介な人が住んでいるのかも?
とかかなぁ・・・
▼立地条件が悪い
これはなさそうです。
すぐ傍にバス停もありますし、一本出れば広い幹線道路もあり、通勤や通学にも不便はないでしょう。
▼間取りが悪く住みにくそう
これもなさそうですねぇ。
新聞折り込みチラシの間取りを見ても、日当たりも良さそうだし収納もそこそこ確保されているし、ベランダに洗濯物を干すこともできそうだし。
間取りは問題ないと思います。
▼交通の便が悪い
これも、先程書いたように、バス停も近いですし車での移動も楽そうです。
これで、「200万円値引」されていたら、魅力的な物件だと思う人って多いのではないでしょうか。
そう考えていくと・・・
これなんか、怖いですよね。
↓
▼ご近所に厄介な人が住んでいるのかも?
これは家の外観を見に行っただけでは分かりませんからねぇ・・・
もしかしたら「○○オバサン」や「○○じいさん」なんかが居るのかもしれないですよね。
ご近所トラブルって、本当に厄介ですからね。
しかも、住んでみないと分からなかったりして・・・ (-_-;)
これは、ご近所さんに「聞き合わせ」をしてみるしかないのかなぁ・・・と。
これ以外に考えられるのは、僕が気になっていた「海抜が低い」「地域の治安やムードが良くない」などでしょうか。
こうして考えてみると、「1年放置されたことによる家の傷み」なんかよりも「周りの状況」の方がよっぽど大きな理由になりますよね。
「家を買う」や「土地を買う」って、本当に大変なことなんだなぁ・・・って痛感します。 (-_-;)
ちなみに、この建て売り住宅は「200万円値引」の1か月後くらいに、若いご家族が入居されたみたいです。
子供用の自転車やブランコが庭に置いてありました。
このご家族が幸せに暮らしていかれるといいですね。 (*^_^*)
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