「ものづくり日本」が揺れています!
東芝の半導体メモリー事業売却のニュースは衝撃的でした。
「半導体部門」と言えば、現在の東芝の業績を支える屋台骨的存在のはず。
その稼ぎ頭を売却しなければならないとは・・(涙)
社員の中には「住宅ローン」を組んでいる人もたくさんいるだろうに・・・
社員やその家族は、自分たちの未来がどうなってしまうのか、不安な日々を過ごしていることでしょう。
東芝の業績不振は思わぬ方向へと進んでいるようですね
驚きました!
東芝の半導体部門売却のニュース!
ええっ!あの東芝が!?
そんな感じでした。
しかし、さらに驚いたのは「稼ぎ頭である半導体メモリー部門を売却する」ということ。
それを手放して、何で戦うの?
そう思っているのは僕だけでしょうか・・・
東芝も「東日本大震災の被害者」なんでしょうね。
福島の原子力発電所の事故以来、原発事業を手掛ける企業にはとんでもない向かい風が吹きつけています。
東芝もアメリカでの原発事業の失敗で「1兆円を超える赤字」を被っています。
あの地震さえなければ・・・
福島の原発事故さえ起こらなければ・・・
そんな事を言っても何も始まりませんが、「世の中に絶対はありえない」ということですよね。
なんとか、東芝にはこの苦境を乗り越えてほしいと思います。
たくさんの社員とその家族を守るためにも・・・
現在、東芝の社員の間には相当な不安感が広がっているようです・・・
僕はこのニュースを見ていて、日本が誇る企業「東芝」のブランドと業績回復よりも、「社員の家族の未来が心配」です。
「半導体メモリー事業部門売却」に伴って、海外の企業に経営が移る可能性があることを不安に思っている社員も少なくないようです。
海外の企業は、経営方針や理念自体が大きく異なるでしょうから、今後の自分たちの扱われ方を案じる気持ちが大きくなっているようです。
さらに・・・
「海外の企業に経営権が移った場合、自分たちは海外赴任もあるのだろうか?」
という不安を持っている社員も。
僕的には、この「海外赴任」の方に共感しましたね。
仮に、「35年ローンを組んでマイホームを手に入れたばかりだよ」という人がいたとしたら・・・
この人の家族は今、不安で眠れない日々を過ごしているのではないでしょうか。
住宅ローンを抱えたまま海外赴任の辞令が出たら・・・
やっと手に入れたマイホームを手放すのか?
ご主人が海外単身赴任をするのか?
どちらにしても経費がかかります。
単身赴任の場合、単純に「会社が費用を負担してくれれば問題は無くなるのか」といえば、そんなことはありませんよね。
マイホームと単身赴任先での「2世帯分の生活費」はかかります。
そして何よりも「家族(特に子供)と離れることのマイナス面」が大きいと思います。
その子にとっては「お父さんはたまに帰ってくる人」になってしまいますからね。
自分と家族の将来が不安・・・
今の東芝の社員たちの心の叫びでしょう。
人生に「絶対安全」はない!「大切な家族を守るのはあなた自身だ!
先日お話しした「住宅ローン」についての記事の中に、「住宅ローンを組む場合の借入可能額や返済年数の審査は勤務先企業の格によっても左右される」という内容を書きました。
こちら>>>★住宅ローン 返済年数と年齢について考えてみると、フラット35ってすごい契約をするんだよね
「大企業に就職している人は、将来の安定度が高いと評価してもらえるから住宅ローンの借入限度額も高い」と書きました。
確かにそうだと思います。
僕は起業しているので「自営業者」の評価しかしてもらえず、住宅ローンを組む場合はかなり不利になってしまいますからね。
しかし・・・
「大企業に勤めているから自分の将来も安心だ!」ということはないですよね。
今回の東芝の例は、まさにそのとおりです。
「東芝の社員」という信用を評価してもらって住宅ローンを組んだ社員さんは、この先どうなっていくんでしょうね。
大企業でも「倒産」や「吸収合併」などはあり得るということです。
仮に倒産やリストラになってしまったら、「東芝ブランド」によって他の人よりも高額の住宅ローンを組んでいた人たちは・・・
世の中には「絶対」はありません。
そういった不測の事態が起こった時には会社はあなたやあなたの家族を守ってはくれないと思いますよ。
大切な家族を守るのはあなた自身です。
「もしもの時」のための準備をしておく必要はありますよね。
●物理的な準備
そして
●心の準備
この両方が必要でしょう。
東芝の社員さんとご家族の未来が良い方向へ行くことを祈るばかりです・・・
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