一戸建てマイホームを建築、・購入する場合、屋根材にどんな素材を使うのかって、悩んでしまうものですよね。
僕もそうでしたが、「屋根」についての種類や認識ってほとんどない(知らない)という人も多いのではないでしょうか。
今回は、見た目のデザイン性だけではなく「耐震性」などにも影響を与える「屋根瓦」や「屋根の素材」について、価格や機能面などを調べてみましたのでまとめておきますね。
念願のマイホームを購入する or 建築するという場合、「屋根材はどうしますか?」と聞かれて、「これがいいなぁー」って即答できる人って何人いるでしょう?
僕の妻にこの質問をしてみたところ、
「屋根?」
「普通に瓦でいいんじゃないの?」
帰ってきた答えはこんな感じのものでした・・・ (-_-;)
まあ、これで普通だと思います。
屋根材のことを詳しく知っている人なんて少ないでしょうからね。
屋根材に求められる項目とは・・・あなたは何を重視する?
「屋根材」・・・なにそれ?
って・・・ここから始めないといけないですね。 (^_^;)
「家の屋根」って、木の板を張って作られています。
そのままでは雨が家の中に入ってきてしまうので、木の板の上に「瓦」などを置いてあるんです。
部屋のクロス(壁紙)と同じようなイメージです。
プラスターボードなどの「壁材」の上に、様々なデザインの「クロス(壁紙)」を貼ることでお洒落な部屋が出来上がっていますよね。 (*^_^*)
「屋根材」とは、屋根の上に施工(置いてある)物のことで、細かく分類すると何十種類も存在するようです。
たくさんある屋根材の中でそれを選べばいいのか・・・
「迷ってしまう」というよりも、「何を選べばいいのかすらわからない」と感じている人も多いのではないでしょうか。
屋根材に求められるポイント(選ぶ基準)をいくつか挙げてみましょう。
●見た目・デザイン
屋根の素材によって家のイメージが変わったりしますので、これは素人にも分かりやすいポイントですね。
また、色によってもその家のイメージが大きく変わるので、こちらも重要なポイントと言えるでしょう。
●経費・コスト
どの屋根材を選ぶかによって、建築コストが変わってきます。
「高いから良品」「安いから粗悪品」ということではなく、それぞれの屋根材ごとの特徴やコストを理解しておくことが大切です。
この場合の「コスト」とは、
▼建築時(施工時)にかかる費用
▼その後のメンテナンスにかかる費用
この両方を考えておかなければなりませんよ。
安く施工できるけれど、その後の維持費がかかる屋根材もありますからね。
●断熱性
断熱性が低い屋根材を使用していると「冷暖房が効きにくい」など、住みにくい家になってしまう可能性も・・・
●防音効果
「屋根に防音が必要なの?」・・・なんて思うかもしれませんが、「雨の音」などはかなり気になるという場合もあります。
これって、意外とストレスを感じると思いますよ・・・
●重さ
「屋根の重さ」を気にする人ってまずいないと思いますが・・・
昔ながらの瓦屋根って、「瓦」と「土」で作られていました。
家を支える柱の一番上の部分に「重たい瓦と土が乗っている」という状態になるんですね。
その分、柱の数や太さを増やすなどの影響が出る場合も・・・
私たち「施主」にとって分かりやすいのは「色やデザイン」「費用・コスト」といった項目でしょう。
「費用を安くしよう」という点だけを重視して、住み心地の悪い家にならないようにしなくちゃいけませんよね。 (*^_^*)
屋根材の種類はものすごくある!主な種類を知っておきましょう
●スレート
●ガルバリウム
●日本瓦
先程の「屋根材に求められるポイント(選ぶ基準)」で、あなたが何を重視するのかによって、選択する屋根材は変わってくるともいますが、代表的なものは上記のような素材でしょう。
それぞれに長所短所があり、価格も様々ですが、広く流通している物を選択する方がコストは安くなりますし、その屋根材を施工できる業者も多くなるというメリットがあります。
余り珍しい屋根材を選んでしまうと、施工業者が技術不足だったりすることもあるようですので心配ですよね。
それぞれの屋根材の特徴とメリットデメリット
上記の3種類について、メリットデメリットを見てみましょう。
●スレートのメリット
最近の住宅には、非常に多く使用されている屋根材です。
薄くて軽量、さらにカラーバリエーションが豊富などのメリットがあります。
広く普及しているので、安価である点も魅力的ですよね。
また、「耐火性」「耐熱性」に優れています。
●スレートのデメリット
屋根材表面が劣化しやすい。
↑
定期的なメンテナンスが必要になります。
施工時の費用は安いですが、定期的なメンテナンスに費用が掛かるのは考え物です。
事前に施工業者に「どれくらいのスパンでいくらくらいのメンテナンス費用が掛かるのか」を確認しておく必要がありますね。
●ガルバリウムのメリット
ガルバリウムも軽量で安価な点は非常に魅力です。
また、加工がしやすいので、複雑なデザインにも対応できます。
平らなデザインだけでなく「瓦のように加工」した製品もあるようです。
非常に丈夫で「耐用年数が長い」のも特徴ですね。
耐用年数は「約30年」とも言われています。
●ガルバリウムのデメリット
防音性に問題あり?・・・うるさいんですね。
雨の音が部屋の中まで聞こえてくるというのはねぇ・・・
↑
「気にする人」と「全然気にならないよ」という人がいますので、「感じ方」の部分もあるかもしれませんけどね。
「断熱性」が低い。
夏場は暑くなりやすかったり、クーラーを使う頻度が上がったりするかもしれませんね。
「音」や「熱」が伝わりやすい素材だと言えるでしょう。
●日本瓦のメリット
和風の家によく合う(デザイン性・高級感)
日本瓦(和瓦)も非常に丈夫で「耐用年数が長い」のが特徴です。
耐用年数は「50年~100年」とも言われています。
●日本瓦のデメリット
重い!瓦の重量だけでも何百キロになります。
常に屋根の上にそんな重量がかかっているということになりますから、家屋の構造もその重量を受け止めることができる、がっしりとしたものが必要になってきます。
台風の時などに瓦が捲れたり跳んだりする危険性がある。
施工費用、メンテナンス費用が高額になる場合がある。
それぞれに一長一短があるという感じでしょうか。
「機能性」だけでなく「デザイン性」も家にとっては大切な要素ですからね。
どんなデザインの家を建てるのかによっても屋根材の候補は変わってくると思います。
「純和風」の家ならば、迷うことなく「日本瓦」を選択することになるでしょうし、流行の「デザイナーズハウス」ならば、「ガルバリウム」で凝ったデザインの屋根も魅力的ですよね。
「機能性」「デザイン性」・・・そして「コスト」。
これらを総合して選択しないとね。 (*^_^*)
屋根材の選択基準・・・これ以外にも「耐震性」についても知っておきましょう
上記以外にも、非常に大切なポイントがあります。
それは・・・「耐震性」
「対戦性に屋根が関係あるの?って思うかもしれませんが・・・
家って、「柱」でその重さを支えています。
そして、家の一番上には「屋根」が乗っていますよね。
屋根が耐震性に与える影響・・・それは「重さ」です!
家の一番上にある「屋根」が重いと、いわゆる「頭でっかち」の状態になります。
「高重心」ということになりますよね。
「高重心」の家だと、「地震の時によりひどく揺れる」ということになるんです。
「日本瓦の屋根の家」は、地震の時に大きく酷く揺れます。
一方、軽い素材の「スレート屋根の家」や「ガルバリウムの屋根の家」はそんなに大きく揺れません。
昔の建築の場合は、「屋根によって家を上から押さえて安定させる」という考えもあったようですが、現在では「屋根は軽い方が地震に対しては強い家」という認識になっていますよね。
「屋根材」を選ぶ基準をまとめると
●見た目・デザイン
●経費・コスト
●断熱性
●防音効果
●耐震性
ということになりますね。
(;一_一) 結局のところ、どれを重視すればいいの?たかみさん・・・
「家族構成」「家のデザイン」「機能性」「経費面」などを総合的に考えて決めましょう。
・・・としか言えませんけどね。 (^^ゞ