「バリアフリー」
今や、家づくりには必須の考え方として定着していますよね。
その階全体の「床レベル」がすべて同じ高さに設計されている家は、高齢の家族がいる世帯にとってはかなり重要なポイントになるでしょう。
今では、土間と室内の段差も全くなくしてしまった「フルフラット」の玄関というお宅もあったりします。
土間と室内が同じ高さの玄関ってどう思いますか?
最近では「家の設計の概念」が変わってきていますよね。
「住みやすさ」だけではなく「デザイン性」や「遊びごころ」を重視した建築も増えてきています。
人気テレビ番組の「建物探訪」を見ていると、「うわっ!これ、住みにくくないの?」という建築が出てきたりしますよね。
「うーーーん・・・確かに斬新ではあるけど・・・」
そう思って見ているたかみです。 (^_^;)
バリアフリーの必要性について考えてみる・・・
昔と比べて、現代の建築は「一部屋ごとの仕切りがなくなってきた」と思います。
台所と居間 → リビングダイニング
居間と応接間 → リビングスペース
そして、吹き抜けの玄関ホールやリビング
「家全体を大きなひとつのスペースとして考える建築」が増えてきているんでしょうね。
昔のように「一部屋一部屋をふすまや廊下でしっかり区切る」というイメージは、だんだんと無くなってきているような気がします。
でも、これは良い事だと思うんですよね。
特に、高齢のご家族がいる世帯にとっては、現代の家の方がかなり住みやすくなっていると思いますよ。
年齢を重ねてくると、どうしても足腰が弱ってきます。
膝が痛い人にとって、「部屋や廊下の段差」は、かなりこたえるんですよ。 (T_T)
たとえ5cmの段差であっても、「よっこらしょ!」って障害物を乗り越えなくちゃいけないようなイメージなんです。
若い頃には、何も気にしていなかったことが、歳をとると辛くなってくるんですね・・・
そういった意味でも「バリアフリー化」は必須だと思いますよ。
「ワンフロアの床レベルがすべて同じ」って、すごく住みやすいと思います。
特に、「お風呂」や「トイレ」など「水回りのバリアフリー化」は重要だと思います。
昔、おじいちゃんやおばあちゃんが湯船に入る時に「よっこらしょ!」って大変そうにしていたのを思い出します・・・
でも・・・玄関ホールの土間と室内がフルフラットの家はどうでしょう?
「バリアフリー化」は大賛成のたかみですが、「土間と室内が段差なくつながっている玄関」はちょっとNGですね。
玄関の土間は「外」でしょ。
「外」と「室内」が段差なくつながっているというのは嫌ですね。
欧米のように、「室内でも土足」という生活スタイルならばOKだと思いますが、日本のように靴を脱いで「上がる」生活には適していないと感じてしまいます。
それに、実質問題として「ホコリや塵などが室内に入って来やすい」と思うんですよね。
「衛生的にNG」です。
室内までザラザラしてしまうのは嫌じゃないですか。
「デザイナーズハウス」などには比較的よく見られるスタイルだと思いますが、「住みやすさ」と「衛生面」から考えると・・・
僕的にはNGだなぁ・・・
玄関土間がフルフラットの家はこんなメリットもあるんだよ!というのをご存知の方は教えて下さいね。 (*^_^*)