「軽量鉄骨の家は夏場はとっても暑い!」などと耳にすることが多いですね。
「冷暖房の効き」以前の建物自体の特性として「夏場の室温が上がりやすい」という特徴があるようです。
「冷暖房効率」「耐震性」「建築コスト」など、様々な項目がありますが「木造」「軽量鉄骨」「重量鉄骨」「鉄筋コンクリート」のどれを選ぶのが良いのでしょうか。
今回は「夏場の暑さ対策」という点から考えてみたいと思います。
「軽量鉄骨」「木造」「鉄筋コンクリート」夏場の室内の暑さの原因は「断熱材」だけでなく、建物の構造そのものにある場合も多いようです
夏が近くなると、海へ行く計画やバーベキューなど、ワクワクするイベントの計画に忙しいという人も多いかもしれませんよね。
しかし、僕の場合・・・
キャッホー!夏だぜー!
って言っていたのは若い頃の話。
今では、
夏だよ・・・
蒸し暑くて不快だし・・・
どこへ行くにも暑くて疲れちゃうし・・・
汗かいてベタベタしちゃうし・・・
嫌な季節になったなぁ・・・
なんて言っている、たかみです。
↑
(;一_一) おもいっきりオッサンじゃん!
そうなんですよねぇ・・・
結婚して太ってからは、夏の暑さが不快で不快で・・・(涙)
若い頃のように、ワクワクしながら夏の到来を待っている!なんてことは無くなりましたねぇ・・・
ちょっと動いただけですぐに汗ばんじゃってベタベタしたり・・・暑さそのものよりも「不快」なのが嫌いなんですよ。
そんな僕にとって、「事務所の冷房」は重要なポイントになります。
今は自宅の一室を事務所として使っているので、通勤の煩わしさが「皆無」なのは非常にありがたいですけどね。
夏場の通勤電車のラッシュアワーって、「不快指数MAX」ですもんね。
その苦痛がないのは、本当にありがたいです。 (*^_^*)
しかし・・・
うちの事務所は2階にあるので、「とっても暑いんですよ!」
おまけに「軽量鉄骨」なので、夏場の午後はかなり気温が上がってしまいます。
ちょっと休憩・・・って、1階に来ると室温の違いにビックリするほどなんです。
事務所を出て階段を下りている時に、スーッと気温が下がるのを感じますからね!
↑
(;一_一) ほんとー?たかみさん。 大袈裟なんじゃないの?
いえいえ・・・
本当なんですよ!
我が家(借家ですが・・・)の場合、築年数が古いので今の建物のようにしっかりと断熱材を入れてはいないんですよ。
造り自体もあまりしっかりしている印象はないですし・・・
昔の建築って、しっかり作ってある家とそうでない(手抜き?)の家との差が激しいと思いますよ。
今ほど建築基準法なども厳しくなかったということも、原因になっているかもしれませんね。
我が家は、お昼くらいには2階の室温は上がってきて、午後になると「外の方が涼しいんじゃないの?」と思えるくらいのレベルにまでなります。
外出していて閉めきった状態だと、「体温くらいまで室温が上がっている」ことも珍しくありません。 (^_^;)
帰ってきた時の不快なこと・・・
夏場の暑さを不快に感じている人とあまり感じない人の違いの原因は「軽量鉄骨」にある可能性も!
我が家の場合は建物の造り自体に問題があるので、あまり参考にはならないと思いますが、新築の家に住んでいる友人などに聞いてみても「2階は暑いね!」という友人と「そこまでの暑さは感じない」という友人とに分かれます。
「2階は暑い」と言っているのは、ほとんどが「軽量鉄骨の家」に住んでいる友人でした。
構造上の特徴として、やはり「軽量鉄骨の家」は「木造の家」に比べると暑いようです。
木造の家は、木材自体が湿気を吸い込んだり吐き出したりして、湿度調整もおこなってくれますし、暑さ寒さもある程度は家自体が吸収したりして調整してくれるようですね。
それに比べて、鉄骨造りの家はしっかりと断熱材を入れて空調もしっかりしてやらないといけないみたいです。
夏場の暑さ対策としては「外断熱」が有効のようですね。
外壁で外気の熱さを遮断してしまうのは、非常に効果が高いようです。
しかし、「暑さ」「寒さ」という点から見ると「鉄筋コンクリートの家」が一番大変そうですよ。
建物自体が鉄筋の入ったコンクリートで造られているので、夏の直射日光などによって家全体が暖められてしまうと「夜になっても冷めない」という状態になるんですね。
外の気温は下がり始めても、暖められたコンクリートの温度は高いまま・・・
その中で暮らしている人は、冷房をしっかり点けないと暑くていられない状態でしょうね。
鉄筋コンクリートは「熱しにくく冷めにくい」という特性を持っているので、冷暖房はしっかり対策をしておく必要があるでしょう。
暑さ対策のしやすさという点で見ると、
木造の家 > 鉄骨の家 > 鉄筋コンクリートの家
というイメージになりますね。
しかし、いろいろな住居や事務所、会社などを見てきて思うのは、「建築材料ではなく断熱がしっかり行われているか」だと思いますよ。
軽量鉄骨の家でも、分厚い断熱材がしっかり入っているのなら部屋の中は快適でしょうし、木造の家でも、壁の中がスカスカの状態ならば暑さ寒さはダイレクトに部屋に伝わってくるでしょう。
●断熱性
●耐震性
●シロアリ対策
●建築コスト
これらを総合的に考えなければならないでしょうが、東日本大震災以来「耐震性の重要さ」に目が行ってしまいますね・・・