新築で住宅を建てる場合、浴室(バスルーム)の湿気対策は窓だけでは不十分・・・
そんな場合は「浴室乾燥機」がおすすめです。
最近は普及率も上がってきており、その分価格も安くなってきているので欲しい装備リストに入れておきたいアイテムです。
「浴室の湿気取り」だけではなく「雨の日の洗濯物」にも役立つのはもちろん、脱衣所やトイレの換気機能まで付いている浴室乾燥機もあるんですよ!
そもそも、何故浴室を乾燥させたいの?湿気がもたらす弊害・・・
浴室(バスルーム)は湿気がこもる場所。
入浴が終わった後は、すぐに換気をしてサラッと乾燥した状態にしておきたいものですよね。
浴室の湿気対策は「換気」が一番でしょう。
湿度の高くなった空気を新鮮な空気と入れ替えることができれば、入浴後の浴室もサラッと清潔に保っておくことができます。
しかし、浴室の湿気を追い出して、新鮮な空気と入れ替えるのは至難の業です。
浴室(バスルーム)に窓が1か所しかないと、全開にしておいたとしても室内の空気って意外値入れ替わらないんですよね。
換気の基本は「空気を循環させること」です!
窓が1か所しかないと、室内の空気は循環してくれないのでいつまでも湿気が残ってしまうんですよね。
そういった意味で、僕は浴室の窓は2か所設けたいと思っているんです。
でもこれって、間取りや費用の問題も絡んでくるので建築家や設計士とよく相談しないといけません。
窓を2か所付けようと思うと、浴室(バスルーム)は「角部屋」にするか、「張りだし」にしないといけなくなりますからね・・・
ちなみに、僕の理想のバスルームのポイントはこんな感じです。
↓
浴室(バスルーム)に湿気がこもることの弊害ってなに?
浴室の湿気は、ただ単に「ムワッとして不快」というだけではありません。
▼カビが発生しやすくなる
▼いつもジメジメ湿っていると壁や柱が傷みやすくなる
▼浴室の湿気が室内に広がってしまう
▼床下や壁内部に結露やカビが発生する
▼シロアリ被害に遭いやすくなる
▼湿度が高いと不快に感じる
などなど・・・
湿気がもたらす弊害は「人体に対する弊害」「建物に対する弊害」が考えられます。
人体に対しては、真っ先に思い浮かぶのが「カビ」でしょう。
▼浴槽の壁や目地が黒くなってしまう
▼ヌメリ汚れが出やすくなる
入浴後の湿気がいつまでも続くと、カビや細菌にとっては繁殖しやすい絶好の条件になってしまいますよね。
カビは人体にも様々な悪影響を及ぼします。
▼肺炎
▼ぜんそく
▼鼻炎などのアレルギー性症状
▼食中毒
特に肺炎は怖いですよね。
場合によっては重篤な症状になってしまうこともありますから・・・
そして、大切なマイホームに害を及ぼすのがこれ・・・
▼壁や柱、浴室まわりの床などが傷みやすくなる
▼シロアリ被害が出やすくなる
湿度が高い状態が続くと「木が傷みやすくなります」。
家を構成しているのは木ですから、柱や土台が腐ったりシロアリに食われたりと、家そのものに大きな被害を及ぼす可能性があるんですよね。
浴室(バスルーム)の湿気対策は何が有効なの?
湿度が高い状態というのは、「空気中にたくさんの水分が混ざっている状態」ということです。
湿度を下げるには以下の方法があります。
●除湿をする
●換気をする(空気を入れ替える)
「湿気対策」と聞くとまず「除湿」と思ってしまいがちですが、「まずは換気」だと思いますよ。
湿度が高くなっている室内の空気を「除湿機」などを使って無理やり(?)水分を取りだすよりも、「窓を開けて新鮮な空気と入れ替える」方が効率が良いと思いませんか?
●まずは「換気」をして湿った空気を排出し、新しい新鮮な空気を室内に入れる
↓
●その後「除湿」をして室内の湿度を調整する
この方法が効率が良いと思います。
梅雨時や夏場など、外の湿度も高い時にはあまり効果はないかもしれませんが、それでも浴室内の空気よりは外気の方が湿度も低いでしょうからね。 (*^_^*)
「換気」の方法としては、「換気扇」や「窓を開ける」などでしょうか。
窓を開け放しておくのは防犯的にあまりお勧めできませんけどね。
「除湿」でおすすめなのが「浴室乾燥機」です。除湿だけでなく暖房や換気機能も充実した商品が発売されていますよ
「換気」によってある程度浴室内の空気が入れ替わったら、あとは「除湿」をしましょう。
「浴室乾燥機」には、エアコンのような「壁掛けタイプ」と、浴室の天井内に本体を設置する「天井埋め込みタイプ」があります。
見た目のスッキリ感や拭き掃除のしやすさなどを考えると、僕は「天井埋め込みタイプ」の方が好きですが、それぞれの好みや施工費用などによって選択肢は変わってくると思います。
そして注目は「浴室だけでなく、脱衣所やトイレの寒気もやってくれる浴室乾燥機」です。
Rinnaiの製品ですが、
●浴室の暖房
●浴室の除湿
●脱衣場の換気
●トイレの換気
これを1台でやってくれるんですよ。
※脱衣所とトイレは「除湿」ではなく「換気」です。
これなら、浴室の除湿はもちろん、浴室から出てしまった湿気を脱衣所の段階でキャッチして排出してくれますので、家の中に湿気が広がってしまうのも防いでくれそうですよね。 (*^_^*)
「浴室乾燥機」のメリットは、除湿してカビを防いできるるだけでなく、「洗濯物の乾燥」もできますよね。
ジーンズなど、色落ちが気になる陰干ししたい衣類には浴室乾燥機は重宝しますよね。
また、高齢のご家族がいるご家庭などは、部屋の温度差によって「脳卒中」「心筋梗塞」などを引き起こす「ヒートショック」が心配です。
これも「浴室乾燥機の暖房機能」によってケアすることができますよね。
浴室暖房機によって、
●湿度(湿気)管理
●温度管理(暖房・冷房)
●換気
●洗濯物を乾かす
などの効果が期待できます。
使い方によっては、濡れてしまった靴を乾かしたい場合、玄関や外に干しておくのではなく、「靴に新聞紙を詰めて浴室乾燥機で乾かす」なんて活用法もあるかもしれませんよね。
浴室乾燥機も様々な機能や機種の物が発売されていますし価格も様々です。
自分が欲しい機能をピックアップしておいてから、機種を検討してみてはいかがでしょうか。
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