わざわざ枝を徒長(長く伸ばす)させていた我が家のガジュマル。
時期外れだと分かっていながら、先日「挿木」をするために、長く伸びた枝を思いっきり根元からカットしちゃいました。
挿し木をするには時期が遅いので失敗しちゃうかと心配していたのですが、見事に新芽がいくつも芽吹いてきました!
「芽が出るための要素」って、ビジネスも同じで闇雲にやってもダメ!
ちゃんとポイントを押さえる知識は必須ですよ。
今回のお話は「元気がなくなっていた観葉植物のガジュマルを再生し、新芽を出させることに成功したポイント」と「ガジュマル再生計画とビジネスの共通点」についてです
ちょっと元気がなくなってしまっていた、我が家の観葉植物「ガジュマル」
今年の春からの「ガジュマル再生計画」が見事に(?)はまって、9月現在「新芽が胴吹き」するほどまでに回復してくれました。 \(^o^)/
さらに「挿し木苗も発根」して、何本かが定着してくれています。
この現状に、素直に「やったぁー!」って喜んでいる、たかみです。 (*^_^*)
で・・・
今回の「ガジュマル再生計画大成功」の裏には、ビジネスにも通ずる(ほぼ同じ感覚と言っても過言ではない)ポイントがあるので、今回はこのポイントについて考えてみたいと思います。
えーっと・・・今回のお話の内容は「ガジュマルの挿木の方法」でもありますし「ビジネスを成功させるために押さえておくべきポイント」でもあります。
どちらかに興味がある人は、それなりに参考になると思いますよ・・・ (*^_^*)
元気がなくなってしまっていた、今年の春のガジュマルの状態はこんな感じでした
まずは、今年の春(3月~4月)の段階の元気がなくなってしまっているガジュマルの状態です。
このガジュマルは、幹の中ほどから伸びた枝元を太くしたかったので、この枝は切らずにズンズン伸ばしていたんです。
僕の思惑通りに徒長(上にどんどん伸びる)してくれて、一昨年秋の段階で樹高は80cmを超えるほどになっていました。
ところが・・・
昨年は枝の伸びもあまりなく、下葉は枯れて落ちてしまい、枝の先端に数枚葉が残っているくらいの状態になってしまいました。
この原因は「根詰まり」もしくは「根腐れ」かと推測。
ガジュマルは成長も早く生命力も強い樹種なので「根詰まり」の可能性が高いと予想していました。
いろいろとバタバタしており、植え替えもできないまま今年の春を迎えていたので、まずは木のパワーを復活させることをメインとして植え替えをすることにしました。
で・・・今年の4月に植え替え。
ところが、鉢から抜いてビックリです!
ガジュマルの根は鉢の上の方にしか張っておらず、「根詰まり」どころか、元気な細根が少ない状態だったんですよ。 (T_T)
ガジュマルの元気がなかった原因は「土が古くなって水はけが悪くなった事」と、置き場所が「半日陰」だったことによる「日照不足」だったようです。
陽当たりが悪いことにプラスして水はけも悪い状態だったので、せっかく伸びた根が腐ってしまっていたのでしょう。
僕が予想していた「根詰まり」ではなく「根腐れ」だったのです。
ガジュマルの元気がなかった原因が分かったので、植え替え時の方針も変更です。
「まずは、ガジュマルの元気を取り戻すこと」を最優先するために、「植え替え時の剪定は一切せず、できるだけ多くの葉を残したままにしてたくさん光合成をさせる」ことにしました。
鉢は、これまでの物よりも一回り大きめの物に変更し、「ゴロ土」を少し多めに入れて水はけを良くし、根の剪定は伸びすぎている「走り根」だけをカットする程度にして、ガジュマルの体力をできるだけ温存するようにしました。
ポイントは・・・
「できるだけガジュマルの負担を少なく植え替えする」です。
●葉の数を減らさない
●枝の剪定はしない
●水はけを良くする(鉢、土)
●いきなり日当たりの良い所へ置くのではなく、同じ場所で様子を見る(環境を大きく変えない)
これでしばらく様子を見ることにしました。
植え替え後のガジュマルはどうなった?
さて、気になる植え替え後のガジュマルの状態です・・・
春の息吹とともに新芽がどんどん出て、葉の数が劇的に増えました! (*^_^*)
もう成長できるくらい回復したと判断し、日当たりの良い場所へ移動しました。
徒長している枝はますます伸びてしまいますが、樹勢を取り戻すためなのでそのまま「伸び放題」にしておきました。
そして、しばらくすると・・・
幹のあちこちから「気根」が出始めました!
↑
(;一_一) たかみさん、「気根」ってなに?
「気根」は、ガジュマルの特徴とも言えるもので、幹や枝などから空中に根を出してくるんですよ。
冒頭の写真を見てもらうと分かると思いますが、幹のあちこちからちょっと白っぽい細い物が伸びているでしょ。
それが「気根」なんですよ。
「気根」は、そのままどんどん伸び続けて土まで到達すると、土の中へと伸びていき、やががっしりした根っこになっていきます。
その後も成長を続けて、気根が太くなっていくんですよ。 (*^_^*)
「気根が伸び始めた」ということは、「ガジュマルは元気を取り戻した」ということになると思います。
だって、「さらに勢力を広げようとしている」ということですから、パワーに余力があるということですもんね。
その後は、特に肥料を与えるなどはしませんでしたが、順調に枝も伸びて葉の数も増え、気根もどんどん出てくるようになりました。
ガジュマルが元気になったら欲が出てきた!挿し木をして増やしたいと思っちゃったんですよ!
夏を迎えるころには、葉も茂りガジュマル本来の生命力を感じさせるくらいの元気さを見せてくれていました。
よしよし!
これで「ガジュマル再生計画大成功」だよな!
そう思って喜んでいたのですが・・・
欲張り(というか、向上心が強い)僕は、「ガジュマルの挿し木をして増やしたい!」と思うようになっちゃったんですよ・・・ (^^ゞ
「今年の春元気を取り戻したばかりのガジュマルの枝を切って挿し木し、そこから根を出させる」というのは、さすがにちょっと無茶だと思います。
今は元気に葉を茂らせていますが、このガジュマルは「病み上がり」なんですからね。
挿し木に耐えるだけのパワーを蓄えるほどは回復していないと思います。
でもなぁ・・・
枝もかなり徒長してるしなぁ・・・
挿し木したいなぁ・・・
よし!
思い切って挿し木しちゃおう!
↑
(;一_一) おいおい!アンタが思い切っても、ガジュマルに体力がないでしょ!
そうなんだよねぇ・・・
挿し木をしても、根を出す体力がないかもしれないか・・・
だったら、体力をつけさせよう! (*^_^*)
ということで、6月末(くらいだったかな?)から、「ガジュマルの挿し木計画」が始まります!
ガジュマルの挿し木を成功させるポイントはなに?・・・はたして「ガジュマルの挿し木計画」は上手くいったのか?
さあ、僕の(無謀な?)「ガジュマルの挿し木計画」がスタートです。
といっても、挿木をしても発根しなさそうな状態だったら、来年の春まで挿し木を見送るつもりですよ。
ここでのポイントは「無理はしない」です。
↑
これ!
とっても重要ですよ。 (*^_^*)
ビジネスでも同じです。
目の前のチャンスや利益が欲しくて欲しくて堪らない状態だったとしても、無理をして獲りに行ってはいけません!
失敗して損をするだけです。
できるだけ「勝算がある戦い」をしたいものです。
今回の「ガジュマルの挿し木計画」には、勝算はあるのでしょうか?
まずは、マイナスポイントを考えてみました。
「ガジュマルの挿し木計画」のマイナスポイント
▼ガジュマルが「病み上がり」で発根する体力があるかが微妙・・・
▼挿木をするには、時期がちょっと遅い
この2点が心配でした。
ならば、マイナスポイントを改善できる方法はないのか考えてみよう!
▼ガジュマルが「病み上がり」で発根する体力があるかが微妙・・・
これに関しては、「ガジュマル本体には体力が戻ってきている」と感じていました。
まあ、気根もたくさん出していますしね。
問題は「挿し木にする枝に体力があるのか」という点です。
↑
そんなの、ガジュマルに聞かなきゃわからないよ!
ですよねぇ・・ (^^ゞ
更に考える・・・
だったら、挿し木をしてから自力で発根させるのではなく、前もって根を出させればいんじゃない?
↑
おおっ!
ナイスアイディア!
そうですよね。
枝の気持ちになって考えてみると・・・
いきなり切られて新しい土に挿されて、「なんだこりゃ!根を出さないと死んじゃうじゃん!」って思ってから発根し始めるのと、「幹全体の栄養分を使って、前もって根を出しておいてから切られる」のでは、状況が随分違いますよね。
事前に根を出しておいてから切られる方が、枝にとっては楽なはずです。
そもそも、根を出しているということは「自立できる状態」ってことですからね。
おそらく、心の準備もできていることでしょう。 (*^_^*)
はい!
この問題に関しては「事前に根を出させてから挿し木する」ということで解決できそうです。
そして次。
▼挿木をするには、時期がちょっと遅い
挿し木をするのは「春先の成長期前がベスト」だとされています。
我が家のガジュマルの状態を考えると(これから発根させるので)挿し木できるのは9月くらいになってしまいそうな気配です。 (-_-;)
しかし・・・
通常の挿し木(根が出ていない状態)に比べると、挿し穂の負担はかなり少ない方法だと言えますし、もうすでに根が出てきるのですから、その分の時間的なアドバンテージもあります。
で・・・
●挿し穂にしたい枝から気根を出させる努力をしてみる
●上手く気根が出たら挿し穂として植え付ける
●気根が出なかったら切らずに、今回は諦める
という方針にしました。
気根次第ってことですね。
上手く気根が出なかったら挿木は来年春まで見送ります。
(;一_一) でも・・・思ったところに気根を出させることなんてできるの?
それが問題なんだよね!
で・・・
こんな方法にしました。
発根させたい場所に湿らせたティッシュを撒きつけて発根を促すという方法を採りました。
これは「取り木」という方法で、盆栽などを増やしたい時に行われる方法なんですよ。
木の皮を剥離したりはしていませんし「ミズゴケ」を使ってはいないので、「取り木」ほどしっかりやったわけではないですけどね。 (^^ゞ
「ガジュマルの挿し木計画」ちゃんと枝から気根は出たのか?
うゎーっはっはっはっーーー (*^_^*)
出たよ!出ましたよ!
挿し木にしたい場所から気根が出てきました。
気根が出始めたら、その成長を邪魔しないように、すぐにティッシュは剥がしました。
この気根は、ガジュマル本体のパワーで伸びている物なので、元気にどんどん長くなっていきました。
そして、気根がある程度の長さになった時期を見計らって、枝を切断していきます。
↑
これが、8月31日だったかな?9月1日だったかな?
真夏の暑い時期なんて、挿し木には向かない時期ですけどね・・・ (^^ゞ
この時点の気根の長さはどれもが5cm~10cmくらいに成長しており、1か所に付き2本~4本くらいは発根していたと思います。
↑
これくらいあれば、剪定して挿し木しても根がついてくれる確率も髙そうです。 (*^_^*)
徒長していた枝は、そのままでは長すぎるので、15cmくらいに切り分けてそれぞれを挿し木しましたが、さすがに気根が出ていない部分は根付くのは難しいのではないかと思っています。
なんだかんだで、切り取った枝は3本。
そこからできた挿し穂は9本でした。
●発根している挿し穂・・・3本
●根が無い挿し穂・・・6本
ということになりますね。
気になる「剪定後のガジュマル本体からの芽吹き」と「挿し穂からの発根」はどうなったのか
さてさて、その後ですが・・・
ガジュマル本体は、あちこちから新芽が出てきています。
冒頭の画像は、メインとなる一番太い枝をカットした脇のあたりから出てきた新芽です。 (*^_^*)
これ以外にも、幹のあちこちの部分から新芽が出始めていますが、全体の枝振りを考えて不要な個所の新芽はすべて摘み取っています。
こうすることで、成長してほしい新芽に栄養を集中させるのが狙いですね。
今後のガジュマル本体は、新枝はあまり伸ばさず、葉数を増やしてたくさんの葉を密集させたいと思っています。
葉を密集させたい箇所は2か所。
それ以外の場所から出てきた新芽は、見つけ次第摘み取る作業を繰り返していれば、おそらくイメージしている樹形になってくれると思います。
現時点では、まだ葉数が少ないので水やりは控えていますが、葉数が増えてきたら気温なども考慮しながら乾かさないように管理していこうと思っています。
そして、挿し穂たちの状態。
こちらは、なんと3本の挿し穂から新芽が出始めています。 (@_@;)
発根していた挿し穂は、すべてが新芽を出し始めたということになりますね。
しかし・・・
まだ、しっかりと根を張っていない状態にもかかわらず新芽を出し始めてしまっても良いのだろうか?と、疑問ではあります。
まあ、早く葉を出して光合成ができるようにしないと、養分を生成することができないから、「根の成長と同時進行で葉も出し始めている」ということだと思います。
挿し穂に関しては、本体ほどの栄養分の蓄えがあるわけではないので、せっかく出してきた新芽は摘み取らずにそのままにして様子を見ることにしようと思っています。
新芽を出していない6本の挿し穂たちは、霧吹きで水をかけるなどして様子を見ています。
発根することに全力を傾けてくれていることを祈りながら・・・ (*^_^*)
「病み上がり」そして「時期はずれ」というふたつの不安材料を抱えながら行った、今回の「ガジュマルの挿し木計画」ですが、今のところ驚くほどの好結果となっています。
この要因を考えてみると・・・
●春の段階では、「ガジュマルの樹勢回復」を最優先したこと
●挿し木は、本体が十分にパワーを溜めた状態(気根がだくさん出始めた)状態になってから行ったこと
●挿し穂にする枝の負担を軽減するため、カットしたい場所から気根を出させるように「取り木」的な処置を行って根を出させておいたこと
●ガジュマル本体に出てきた新芽は、不要な部分の物を芽摘みすることで栄養分を温存したこと
●挿し穂の水やりや霧吹きでの葉水など、様子を見ながら水分と湿度を管理したこと
●「剪定後の本体」挿し穂」ともに、日光が強くあたりすぎないように管理したこと(挿し穂は今も直接光が当たらないようにガラス越しの明るい場所に置いてます)
※専門的な知識を持ってやっているわけではありませんので、正しくない知識のままやっている項目もあるかもしれません。
こんな感じでしょうか。
これらの判断や分析は、ビジネスにも同じように当てはまると思います。
「ネットビジネスをやっているけど、ちっとも儲からない」とか「上手くいかない」という状況の人は、努力するポイントがちょっとずれていたりしませんか?
自分が取り組んでいるビジネスの分析をしっかりしていますか?
これは、ビジネスだけに限らず、スポーツなどでも同じことが言えると思います。
毎日素振りをして一生懸命に練習をしているのに、ちっとも上手くならない!
そんな人は、「練習方法」や「練習する時の目的(メンタル)」がずれている可能性があります。
スポーツもビジネスも「ただ単に一生懸命努力しているだけでは良い結果は出にくいでしょう」
今、何のために素振りをしているのか?
今、空振りをしたのは何故なのか?
など、上手くいった事、失敗した事の理由を分析しながら努力をしないと効果は上がらないでしょう。
今回の僕の「ガジュマルの挿し木計画」は、
●挿し木や剪定の知識
●ガジュマルをよく観察する
●ガジュマルの状態を分析、予測する
●最適な方法を選択、工夫する
●やってみた後はさらに観察し、分析、予測する
●ダメな部分があれば、すぐに改善する
これらのことを地道に実践していることが成功に繋がっていると思います。
↑
まだ成功とは限らないですけどね(笑)
このスタンスをビジネスにも取り入れると、「失敗が少なくなる」と思いますよ。
特に「ネットビ人ネス」においては、このスタンスで臨むことは需要です。
資本をあまりかけずに、ローリスクで何度でもチャレンジすることができるのが「ネットビジネスの最大のメリット」なんですからね。
これらの分析力が備わってくれば、失敗が少なくなり利益が出始めるでしょう!
「闇雲に努力しているだけでは成功できないです!」
しっかりとポイントを押さえて、効率良く成功に近づいていきましょうね。 (*^_^*)