「蔵」と呼ばれるような、高さ140cm(1.4m)以下の収納って役に立つのかな?
「ロフト」「蔵」「納戸」どれが使いやすいんだろう。
これは住む人のライフスタイルによっても変わってくるでしょうし、土地と建物の関係によっても大きく変わってきそうですよね。
140cmって結構低くて移動も大変ですからね・・・
一戸建てを購入する時に大きなポイントになるのが「収納スペース」の問題ですね。
ゆったりと広い土地に十分な広さの間取りを確保できる家を建てることができる人はいいですが、多くの人は限られたスペースの中で間取りを考えなければなりません。
子供部屋、リビング、キッチンといった「優先順位の高いスペース」から決まっていき、趣味の部屋やお父さんお書斎(プライベートスペース)などは「却下」か「諦める」というケースが多かったりしてね・・・ (T_T)
そういったスペースの中でも「収納スペース」の優先順位は高いですよね。
見た目の奇抜さやカッコ良さを最優先した「個性の強い家」ならともかく、家族が快適に暮らすためには「収納スペース」はかなり重要な存在です。
で・・・
限られた(狭い)建坪で収納スペースを確保しようと思うと、結構苦労すると思います。
ハウスメーカーによって名称は異なりますが「蔵」と呼ばれる、高さ140cm以下の収納スペースに魅力を感じている人は多いのではないでしょうか?
高さ140cm以下のスペースは「延床面積に加算されない」ということで、広く普及(?)しているという感じでしょうか。
実際にモデルルームなどで「140cm以下の収納スペース」を体験したのですが・・・
これが意外と低い!
腰が痛くなるくらいの高さなので、荷物を運んで片付ける作業は結構キツイのではないかと感じました。
膝をついた状態で重い荷物を運ぶのは腰や背筋が辛そうです。
同じような用途で「ロフト」がありますが、こちらも実際に重い荷物を持ってハシゴを昇り、腰をかがめて作業をするのはきつそうな気がします。
ロフトのある家を新築した友人に聞いてみても、「奥さんでは重い荷物をロフトまで持ち上げるのは無理だから、それは俺の仕事になっちゃってるよ」って言ってましたし・・・
「最初のうちは、ロフトが子供たちの遊び場になってたけど、すぐに飽きちゃって今はあまり使ってないなぁ・・・」
「夏は暑いしね」
そうですよねぇ・・・
もともと空きスペースの有効活用的な発想ですからね。
快適なスペースではありません。
やっぱり、「はしご」は使いにくいでしょう。
いちいち外して収納するのも面倒ですし。
そう考えると、「一般的な納戸」が一番使いやすいのかなぁーって思います。
棚を作ったりもできますし、何よりも収納力が魅力ですよね。
節税対策にはならないかもしれませんが、実際にどれだけ利用しているかという「費用対効果」の面から考えると「納戸」が一番なのかもしれませんね。
標準的な材料で作れるので、建築時のコストも安いでしょうしね。
見せないスペースだから化粧もしなくていいし。
実用的な面を求めるのなら「納戸」。
趣味や秘密のスペース的な使い方をするのなら「蔵」や「ロフト」という感じでしょうか。
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